
Didier Descouens · CC-BY-SA-4.0
帆を縫う
作品情報
ストーリー
ソローリャがこの大きな画布を描いたのは1896年、生まれ故郷バレンシアの漁師町カバニャルでのことだ。ぶどう棚の下で、数人の女たちが漁船の巨大な三角帆を縫い、繕っている。港ではありふれた仕事である。彼が本当に見つめているのは光だ。ぶどうの葉ごしに漉された光が、白い帆布に、腕に、地面に、明るい斑点を撒いていく。9年後の1905年、この作品はヴェネツィア・ビエンナーレに出品され、市がカ・ペーザロの近代美術館のために11000リラで買い上げた。当時としては最も高価な購入のひとつだった。




