
John Singer Sargent · PD
《ケイローンとアキレウス》のための習作
作品情報
ストーリー
トロイア戦争で最強の戦士アキレウスは、幼いうちにケンタウロスのケイローンに預けられ、ペリオン山で育てられました。神話作家アポロドーロスによれば、ケイローンは少年にライオンやイノシシの内臓、熊の骨髄を食べさせ、狩りの仕方を教えたといいます。ここでは、その稽古が空の上で行われています。アキレウスは雲間でケンタウロスの背にまたがり、ふたりそろって弓を引き絞り、頭上を一羽の鷲が横切っていきます。サージェントはこの習作を1922年から1924年のあいだに、鉛筆の下描きの上に油彩で描きました。美術館の大階段をめぐる天井画を練っていた時期のもので、同じ主題の完成作は1925年にそこへ取り付けられました。ギリシア人はケイローンを英雄たちの師として記憶しており、イアソンや医神アスクレピオスも彼に学んだ弟子でした。




