
John Singer Sargent · PD
《パエトン》のための習作
作品情報
ストーリー
この絵で結末を迎える旅は、ひとつのからかいから始まりました。オウィディウスの語るところでは、同じ年頃の少年が、父は太陽神だという母の言葉を信じるパエトンをあざ笑います。パエトンは確かめるために東の果てにある父の宮殿を訪ね、太陽神は息子を安心させようと、どんな願いでもかなえるとステュクス川にかけて誓いました。息子の願いは、一日だけ太陽の馬車を走らせることでした。ステュクスにかけた誓いは神でも取り消せず、父にできたのは危険を言い聞かせることだけでした。1922年から1924年にかけて、サージェントはこの習作で、その旅の結末を美術館の大階段の天井画のひとつとして構想しました。鉛筆の下描きの上に油彩で描かれています。カンヴァスは一辺およそ90センチの正方形で、その中に構図の円が描き込まれています。完成作は円形で、幅はこの三倍以上あります。




