
Horace Vernet · PD
奴隷市場
作品情報
ストーリー
ヴェルネがこの小さな絵を描いたのは1836年、フランスが1830年にアルジェリアへ侵攻してから数年後のことである。画家自身も1833年にアルジェを訪れており、帰国後は中東や北アフリカを描いた場面への、当時ふくらみつつあったパリの需要に応えていった。ヴェルネはパリでもっとも成功した画家の一人で、観客が見たがるものを心得ていた。描かれているのは奴隷市場で、腰を下ろした商人と、顔を確かめようと買い手に頭をのけぞらされる一人の女奴隷がいる。この絵はパリのサロンのために、こうした場面に異国趣味を求める観客のために構想された。いまはベルリンのアルテ・ナツィオナルガレリエにかかっている。




