
Horace Vernet · PD
クリシー関門
作品情報
ストーリー
場面は1814年3月30日、ナポレオンに敵対する連合軍が街を包囲するなか、パリが持ちこたえた最後の一日である。ヴェルネは若き日、国民衛兵としてこの北の入市税関所、クリシー関門に実際に立っていた。それが彼の見たただ一度の本物の戦いだった。六年後の1820年、彼はそこで肩を並べて戦った金細工師のためにこれを描く。その頃ナポレオンはすでに去り、復古した王政は帝国の守り手を称える気などなかった。そのため絵は政治的に厄介だとして、1822年のサロンから拒まれた。衛兵たちは戦いのただ中というより、疲れて待っている。この防衛が敗れると、画中の誰もがすでに感じ取っているかのようだ。




