
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
カステル・ガンドルフォの思い出
作品情報
ストーリー
大きな木の陰で山羊飼いが笛を吹き、そばには山羊たちがいる。その向こう、夕空の下に白っぽい町が見える。ローマの南東、アルバーノ湖のほとりにあるカステル・ガンドルフォで、17世紀から教皇の夏の離宮が置かれてきた町である。コローがこの湖のまわりで制作したのは、最初のイタリア旅行中の1826年11月と、1827年の夏のことだった。その後二度イタリアを訪れているが、ここに戻った記録はない。この絵はそれから何十年も後、パリのアトリエで描かれた。ルーヴル美術館は制作年を1850年から1875年の間とするにとどめているが、コローがこの主題を最もよく手がけたのは1865年から1870年頃である。ランス美術館には、構図を左右反転させたよく似た作品がある。




