
Alexej von Jawlensky · PD
スペインの女
作品情報
ストーリー
1913年の一年だけで、ヤウレンスキーは「スペインの女」と題した頭部を五点描いた。この作品の裏には「Spanierin N. 2」と書かれている。同じ年には「ビザンティンの女」「クレオールの女」「シチリアの女」も生まれた。題名はどれも女性の類型を指していて、レンバッハハウスはこの連作全体を、ひとりの顔から普遍的な顔へと向かう試みと読んでいる。縦長の画面で、褐色の顔は中心の軸からわずかにずれ、髪と襟元にはバラ、まわりには黒い模様のヴェールがまっすぐ垂れ下がる。誰がモデルだったのかははっきりしない。画家アウグスト・マッケの未亡人エリーザベト・エルトマン=マッケは、舞踊家アレクサンドル・サハロフが「スペインの女」のモデルを務めたと伝えているが、様式化の進んだ顔からそれを確かめることはできない。絵はバーゼルのバイエラー画廊とシュトゥットガルトの画商を経て、1959年に美術館が購入した。




