
Eugène Louis Boudin · PD
オンフルールの聖カトリーヌ市場
作品情報
ストーリー
ブーダンが描いたこの市場は、オンフルールがゼロから作り直した広場にある。石の教会は百年戦争で壊れ、15世紀半ばにイギリス軍がようやく去ったとき、町には城壁に回す金しか残っていなかった。そこで地元の船大工たちが木で代わりを建てる。屋根は二つ並び、船体をひっくり返したような形をしている。火を恐れて鐘楼は建物から切り離し、広場の向かい側に立てた。その間の地面が市の立つ場所になった。ブーダンは1860年代から何度もここを描いていて、高さ32センチほどの板に描かれたこの一枚は1890年のものである。木の鐘楼はいまも船大工たちが置いた場所に、広場を挟んで教会と向かい合ったまま立っている。




