
聖ヨセフの夢
作品情報
ストーリー
ヨセフは仕事の手を止めたまま眠りこんでいる。拳に頬をのせ、肘を板に預け、左端には鋸が掛かり、もう一方の手には粗い杖を握っている。背後から若い天使が身をかがめ、画面の左の外を指さしている。
マタイによる福音書では、天使は一度ならずヨセフの夢に現れる。最初はマリアを妻に迎えるよう告げ、のちには家族を連れてエジプトへ逃れるよう命じる。どの知らせなのかを、メングスは身ぶりに託したままにしている。制作は1773年から1774年ごろ、高さ1メートル余りのオーク材の板に描かれた。トスカーナ大公ピエトロ・レオポルドの持ち物で、フィレンツェのピッティ宮殿で大公の絵のあいだに掛けられ、1796年にウィーンの皇帝の画廊に入った。



