
Jacopo Tintoretto · PD
栄光の聖ロクス
作品情報
ストーリー
1564年5月、ヴェネツィアの聖ロクス信心会は、集会室の天井装飾を競わせる公募を出した。ヴェロネーゼや若きティントレットら名のある画家四人を招き、下絵の提出に一か月の猶予を与えた。ところがティントレットは下絵を出さなかった。彼は「栄光の聖ロクス」の楕円画を仕上げ、はめ込むべきその位置にすでに取り付けさせたうえで、信心会に寄贈してしまったのである。6月、会員たちはこの贈り物を受け入れた。疫病から人々を守る聖ロクスは、この信心会の守護聖人であり、ここでは神の光へと昇っていく。この一手が、彼にこの建物での30年の仕事を開き、やがて50点を超える作品を描くことになる。




