聖ロクス

聖ロクス


作品情報

制作年
1500
技法
トウヒ材板に彩色
寸法
78 × 33 cm

ストーリー

聖ロクスは衣の裾をたくし上げ、太ももの丸い腫れ物を指さしています。伝説では、モンペリエ出身の巡礼者で、イタリアでペスト患者を看病するうちに自らも感染し、やがて回復しました。そのため、ペストが流行すると人々は彼に祈りました。巡礼杖、ベルトで提げた革の鞄、重いブーツ、緑の上着に重ねた赤いケープ、柔らかな桃色の帽子と、ほかの持ち物もすべて旅人のものです。ほかの絵でパンを運んでくる犬は、ここにはいません。背景が飾りのない暗い壁なのは、これが祭壇を閉じたときに見える翼の外側の面だったからです。金地の内側にあった聖オディリアはいつしか鋸で切り離され、いまは別の一枚になっています。どちらも、マルクス・ライヒリヒの工房が1500年ごろザルツブルクの聖ペーター修道院のために描いた聖母祭壇から来ています。

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