
オシリスとイシスを礼拝するコンスイルディスとその妻のステラ
作品情報
ストーリー
オシリスの前で手を上げている男コンスイルディスは、このステラに自分の称号を並べている。父パディメヒトにも、まったく同じ称号が与えられている。2人はともに同じ3つの神官職を務め、ルーヴルが「大いなる戦士」と訳す称号を帯び、さらにテーベの神アメンの所領で耕地を管理する書記でもあった。アメン神殿はエジプト全土に農地を持っていたのである。こうした地位はしばしば父から子へ受け継がれ、このステラは祈りとともに、一家がその職を握っていたことを書き留めている。
彼と妻は片腕を上げて礼拝し、白冠をかぶり屍衣に包まれたオシリスと、自分の名を表す文字を頭に載せたイシスの前に立つ。丸い上部には、2匹のコブラを伴う有翼日輪が広がる。人物は浮き彫りで表され、下の供物文は石に彫り込まれている。
ステラはオシリスが葬られていると信じられた町、アビドスから来たものだ。ルーヴルは様式から、第25王朝末か第26王朝初めのものとしている。ヌビアから来たクシュの王たちがアッシリア軍にエジプトを奪われ、デルタの町サイスの一族が王位に就いた時代である。1827年に美術館に入り、シャンポリオンはその年のうちに、新しいエジプト展示室の解説目録にこれを載せた。




