
ギリシアの壺に生けた花の静物(春の寓意)
作品情報
ストーリー
1817年、このギリシアの壺に生けられた花のいくつかは、ヨーロッパではまだ新顔だった。ダリアはメキシコ原産で、1789年に最初の株がマドリードの王立植物園へ送られた。庭のアジサイもほぼ同じころ、ロンドン近郊キューの植物園にいたジョゼフ・バンクスを通じて、中国からイギリスへ渡っている。ゲオルギウス・ファン・オスはそれらをユリやシャクナゲ、バラとともに、貝殻を散らした大理石の台座の上のギリシアの壺に生けた。その下には、プットーたちがヴィーナスの身支度を手伝うブロンズの浮彫の帯が続く。高さ1.5メートル近いこの画面は広間に掛けるための大きさで、画家は右下に「G.J.J. van Os 1817」と署名と年記を入れている。
