
Rembrandt, Still Life with Peacocks, 1636. Wikimedia Commons. · PD
孔雀のある静物
作品情報
ストーリー
1636年のレンブラントは、アムステルダムで肖像画や聖書主題によって名声を広げていた時期でした。静物画は得意分野というより例外です。だからこの作品は少し異色に見えます。描かれているのは、死んだ二羽のクジャク、果物、そして石の窓辺から身を乗り出す若い少女です。当時のアムステルダムでは、クジャクの肉は裕福な家のぜいたく品で、鳥は血を抜くために吊るされました。題材そのものは台所に近い現実的なものですが、レンブラントは羽根の描写に強く心を注いでいます。彼の名に結びつく静物画はごくわずかです。現在わかっている最古の記録は1660年のアムステルダムの財産目録で、そこでは二羽のクジャクと子どものいる絵として記されています。




