
Wassily Kandinsky · PD
《印象IV(巡査)》のための習作
作品情報
ストーリー
1911年3月12日、ミュンヘンはバイエルンの摂政王ルイトポルトの90歳の誕生日を祝っていた。市民が提灯を持ってケーニヒス広場まで行列し、街は夜通し明るかった。カンディンスキーが《印象IV》に描いたのは、その晩の行列だろうと考えられている。この小さな紙は、その絵へ向かうための下描きにあたる。縦は18センチほどで、鉛筆にインクと水彩が重ねられている。〈印象〉というのは、外の世界から直接受け取ったものを描いた絵に彼が与えた呼び名で、1911年の一年だけで六点描かれた。その第4番の中心に置かれたのは、行列を前にした憲兵の姿である。




