
手の習作
作品情報
ストーリー
1708年、画家で理論家のロジェ・ド・ピールは『原理による絵画講義』を出版し、顔に次いで人の考えや感情を表すのは手だと論じました。その数年後、1715年頃に、ニコラ・ド・ラルジリエールはこのカンヴァスを手だけで埋め尽くしました。油彩による練習用の習作で、さまざまな角度の手が描かれ、素手のものもあればレースの袖口からのぞくものもありますが、完成した人物につながる手は一つもありません。
ラルジリエールは工房の助けを借りておよそ1500点の肖像画を描き、ここにあるような手は、完成した作品のいくつかのポーズに見つけることができます。この絵はアルジェ美術館の所蔵で、同館が1950年に購入し、1970年からは寄託品としてルーヴル美術館に掛けられています。




