
Vincent van Gogh, Sunset at Montmajour, 1888. Wikimedia Commons. · PD
モンマジュールの日没
作品情報
ストーリー
1888年、ゴッホはアルルの強い南仏の光のなかで、次々と作品を生み出していました。この風景も、彼が暮らした町のはずれ、モンマジュールの丘から描いたものです。前景には夕日を浴びた樫の茂みが広がり、左奥には修道院の廃墟がかすんで立っています。ところがこの絵は、長らく贋作あつかいされてきました。かつての持ち主は本物ではないと言われて憤慨し、屋根裏に放り込んだまま忘れ去ります。100年以上のちの2013年、アムステルダムのゴッホ美術館が絵の具や技法を精密に調べ直し、まぎれもないゴッホの作と結論しました。決め手のひとつは、ゴッホが弟テオに宛てた1888年7月の手紙でした。そこには、この日の夕暮れを描いたことが、はっきりと記されていたのです。




