
August Macke · PD
サン=ジェルマンの別荘のテラス
作品情報
ストーリー
その村は今エッザハラと呼ばれ、チュニスの南、海沿いにある。1914年にはフランス植民地時代の名でサン・ジェルマンといった。そこの別荘はイェッギというスイス人医師のもので、医師はルイ・モワイエの友人だった。1914年4月、彼は三人の画家を泊めている。モワイエ、パウル・クレー、そしてアウグスト・マッケ。着いたのは聖金曜日だった。翌日クレーは日記に、食堂の隅に小さな構図を描いていると記した。マッケも壁に手を入れている。
旅は二週間ほど。荷を軽くするためマッケは水彩と素描の道具しか持たず、チュニジアで生まれたものはすべて紙の上にある。この一枚は鉛筆の下描きに水彩を重ねたもので、縦22センチ、横29センチ。油彩はそのあとボンで、こうした紙から起こされた。




