錬金術師

錬金術師


作品情報

制作年
1650
技法
油彩、板
種類
絵画
寸法
27.4 × 37.4 cm

ストーリー

1558年、ピーテル・ブリューゲルは版画のために、錬金術に打ち込むうちに家を傾かせていく男を描いた。妻は空の財布を振り、子どもたちは空っぽの戸棚をあさり、背景では一家そろって救貧院へ向かっている。それから一世紀近くたっても、この主題はフランドルでよく売れた。ブリューゲルの孫娘を妻としたテニールスも、錬金術師を何度も描いている。この絵には家族の姿はなく、男と道具だけがある。片手に開いた本を持ち、鉢の中の何かをかき混ぜる男のまわりには、奇妙な釜や小さな炉、ガラス器が所狭しと並ぶ。当時の人々には、この男の行く末がわかっていた。金をつくろうとして財産をつぎ込み、最後には物乞いになる人物、それが錬金術師だった。この小さな板絵はのちにオラニエ家のものとなり、ヘット・ロー宮殿に飾られていた。

読んだことについて、何でも聞いて。アプリを入手。