
Vasily Vereshchagin · PD
戦争の神化
作品情報
ストーリー
戦争の礼賛、1871年。ロシアの画家ヴェレシチャーギンが、荒れた平原に積み上げられた頭蓋骨の山を描いた。枯れ木と廃墟のほか何もなく、骸骨の上をカラスが飛ぶ。彼は中央アジアの従軍で戦争の惨状をじかに見て、その記憶からこの絵を生んだ。額縁には「過去・現在・未来のすべての偉大な征服者に捧ぐ」という皮肉な献辞が刻まれている。英雄的な戦争画があふれた時代に、勝利の栄光を真っ向から否定したこの一枚は当時衝撃を与えた。今はモスクワのトレチャコフ美術館にある。