
Pietro Perugino · PD
大天使ミカエル
作品情報
ストーリー
注文したのはミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァだった。1496年ごろ、パヴィア郊外のチェルトーザ修道院にある大天使ミカエルの礼拝堂のために、六面から成る祭壇画がペルジーノに託される。ところが1499年にフランス軍がミラノに入って公は権力を失い、最後はフランスに囚われたまま生涯を終えた。祭壇画は宙に浮き、残りはのちに別の画家たちの手で仕上げられている。
板そのものにも事情が重なった。18世紀に切り詰められ、ミカエルが踏みつけていた悪魔はほとんど画面から消えている。いま残るのは、彼の足に引っかかった長く反った角と、盾に押しつけられた黒い翼だけだ。左手の切り株には天秤が掛かっている。死者の魂を量るのが、この大天使の役目だった。




