
マーストリヒト前面の陣営に到着するルイ14世(1673年6月)
作品情報
ストーリー
1673年6月、オランダとの戦争のさなかに、ルイ14世はマース川沿いの要塞都市マーストリヒトを包囲し、13日で陥落させた。王の戦争画には実際とは異なる場面もあるが、この包囲戦は王自身が本当に指揮を執り、築城家ヴォーバンが攻囲の工事を取り仕切った。ファン・デル・ミューレンは現地を自分の目で見ており、地平線の町並みは正確に描かれている。城壁が連なり、中央あたりには聖セルウァティウス大聖堂の大きな姿が見える。
この絵が描かれたのは、それから10年以上のちのことだ。ヴェルサイユを離れて王がくつろぐための小さな離宮、マルリー城の国王の居室の控えの間のために注文され、1687年に額縁が納められたことから、その頃に掛けられたとわかる。王は中景の白馬ですぐに見つかる。1750年には傷みがひどく、修復を担当した人物は、焼けて鱗のように剥がれ落ちていたと書き残している。


