
キリストの昇天
作品情報
ストーリー
14世紀前半のパドヴァには、1305年頃に完成したスクロヴェーニ礼拝堂のジョットのフレスコ画があり、地元の画家たちの一派も育ちつつありました。高さ29センチのこの『キリストの昇天』は、名前の知られない画家がそこで描いたもので、ルーヴル美術館は単にパドヴァ派としています。
もともと単独の作品ではありませんでした。ルーヴルはこれを、四枚ほどからなる小さな折りたたみ式の多翼祭壇画の一部と考えています。同じ組には、ルーヴルが所蔵するもう一枚のパドヴァの板絵と、おそらくマドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館にある『磔刑』が含まれます。マサチューセッツ州ウースターの『聖母子』もこの組に結びつけられてきましたが、ルーヴルは別の画家の作と見ています。この板絵は1995年にリミニで、2011年にはパドヴァで展示されました。パドヴァの展覧会は、1318年から町を治めたカッラーラ家の時代を代表する画家、グアリエントがテーマでした。