
リヴォルノの海戦
作品情報
ストーリー
この海戦は北海から遠く離れた場所で起きました。1653年3月14日、オランダの艦隊が、トスカーナの港リヴォルノの沖でイギリスの軍艦を攻撃したのです。手前では、若きコルネリス・トロンプが指揮するハルヴェ・マーン号と交戦したイギリス船サンプソン号が炎に包まれ、乗組員が船を捨てて逃れています。コルネリスは名提督マールテン・トロンプの息子で、この勝利での自らの働きを記念するために、この絵を自ら注文しました。絵はいまもトロンプ家の紋章を付けた当初の額に収まっています。画面に色はまったくありません。父ファン・デ・フェルデが、明るい下地を施した画布にペンとインクで描いたものです。カルトゥーシュには数字と文字による凡例があり、それぞれの船の名前と、戦いの中での動きがわかるようになっています。



