灯台の光

J. M. W. Turner, The Beacon Light, 1835. Wikimedia Commons. · PD

灯台の光


作品情報

アーティスト
J・M・W・ターナー
制作年
1835
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
61.5 × 96 cm

ストーリー

題名は灯台の光を指していますが、画面に灯台は見当たりません。2012年のエックス線調査で、崖の縁に描かれたのちに塗りつぶされた灯台が見つかりました。これをきっかけに、長くワイト島のニードルズとされてきた場所は、現在ではケント州セント・マーガレッツ・アット・クリフ付近の海岸から、サウス・フォアランド灯台の方角を望んだ眺めと考えられています。この調査はBBCのテレビ番組のために行われ、作品をめぐる長い疑いにも決着をつけました。ウェールズの収集家グウェンドリン・デイヴィスの遺贈でカーディフの国立博物館に入ったこの絵は、1956年にターナーの真作ではないと判断されて収蔵庫にしまわれ、のちの作品総目録でも、別人の手が加わった切り詰められた断片とされていたのです。分析の結果、画面全体の絵具が同じで、ターナーの用いた材料と一致することがわかり、総目録の共著者マーティン・バトリンも真作と認めました。絵は2012年9月に再び展示されました。

アプリには数千の物語。