
Pieter Brueghel the Elder, The Beggars, 1568. Wikimedia Commons. · PD
物乞いたち
作品情報
ストーリー
わずか手のひらほどの小さな板に、ブリューゲルは足を失った五人の物乞いを描きました。彼らは松葉杖や義足で身を支え、粗末な衣には狐のしっぽがいくつも縫いつけられています。このしっぽが何を意味するのかは、今も定まっていません。物乞いをあざける当時のしるしだという説もあれば、スペイン王フェリペ2世の支配に抵抗した「ゴイセン(乞食党)」と呼ばれる一派をほのめかしているという読み方もあります。この絵が描かれた1568年、ネーデルラントはスペインの厳しい弾圧のもとにありました。ブリューゲルの作品で、パリのルーヴル美術館にあるのは、この一枚だけです。




