
Titian · PD
アドニスの誕生
作品情報
ストーリー
この小さな板絵は1505年ごろ、壁に掛ける絵としてではなく、婚礼用の櫃の正面板として生まれ、今日その隣に保管されるもう一つの場面と対をなしていた。描かれているのはオウィディウス『変身物語』の一場面、母が姿を変えた没薬の木からアドニスが生まれる瞬間である。若きティツィアーノとジョルジョーネの画風があまりに近かった時期のヴェネツィアの初期作で、どちらの手によるものか今なお研究者の議論が続いている。はじめジョルジョーネに帰され、のちに初期のティツィアーノとされ、ロマニーノの名も挙げられてきた。1864年、エモ・カポディリスタの遺贈によってパドヴァ市立博物館に入った。




