イヴの創造(ミルトン『失楽園』挿絵)

イヴの創造(ミルトン『失楽園』挿絵)


作品情報

制作年
1808
技法
紙にペン、水彩
種類
素描
寸法
50.3 × 40 cm

ストーリー

ブレイクはミルトンを崇めて読んだわけではない。何年も前に、ミルトンは知らずして悪魔の側に立っていたと書いているし、この一枚を描いたころには、自作の長い詩『ミルトン』を銅版に彫っていた。死んだ詩人が地上に戻り、ブレイクの左足から彼の体に入って、自らの誤りを正そうとする物語である。この挿絵は『失楽園』第8巻に拠る。アダムが天使ラファエルに、イヴが造られたときの様子を語る場面だ。神は眠りで自分の目を閉ざしたが、内なる目は開いたままにしておいたので、夢うつつのうちにすべてを見ていた、とアダムは言う。ブレイクは眠るアダムを画面の下端に横たえた。その上でイヴがまっすぐに立ちのぼり、両の掌を合わせている。長い衣の背の高い人物が彼女の頭上に片手をかざし、暗い空には細い三日月がかかる。右下には「W Blake 1808」の署名がある。

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