磔刑

磔刑


作品情報

アーティスト
ポンペオ・バトーニ
制作年
1762
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
99.06 × 74.93 cm

ストーリー

アメリカの画家ベンジャミン・ウェストが1760年にローマへ着いたとき、そこで出会ったイタリアの画家たちは、後年の彼の言葉によれば、ポンペオ・バトーニの作品のことしか考えず、それしか見ていなかったという。その二年後に、バトーニはこの《磔刑》を描いた。彼の名声と収入の大半は、教皇や王侯、グランド・ツアーでローマを訪れた英国人旅行者の肖像画によるもので、こうした礼拝のための宗教画は彼の作品のなかでは比較的珍しい。十字架上のキリストの左右には、青をまとう聖母と赤をまとう聖ヨハネが立つ。十字架の根もとには頭蓋骨が置かれている。十字架が立てられたゴルゴタの丘にアダムが葬られていたという古い言い伝えによるものだ。誰がこの絵を注文したのかはわかっていない。ジェノヴァの個人コレクションから出たとされ、1987年にローマの画商のもとに現れ、同じ年にボストン美術館が購入した。

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