
Jean-Baptiste Camille Corot · CC0
好奇心旺盛な少女
作品情報
ストーリー
1860年ごろ、カミーユ・コローは六十代にさしかかり、やわらかな銀色がかった緑でかすむような大きな風景画によって、フランス中で名を知られていました。パリのサロンの壁を埋めたのは、そうした絵です。この作品のような小さく間近な絵は、彼の仕事の私的な一面でした。その多くをアトリエにとどめ、いくつかを友人に贈り、めったに展示しなかったため、風景画を愛した人々がこのコローを知ったのは、1875年の彼の死後のことでした。画面の外の何かをのぞき込もうと身を乗り出す少女は、エンマ・ドビニーだと考えられています。何人もの画家のモデルを務め、コローのお気に入りのひとりとなった若いパリの女性です。小さな厚紙の上に素早く描かれ、金の額縁のための作品というより、通りすがりにとらえた写生に近いものです。




