困窮した詩人

William Hogarth · PD

困窮した詩人


作品情報

制作年
1736
技法
油彩
種類
絵画
寸法
63.5 × 78.5 cm

ストーリー

18世紀30年代のロンドンでは、筆で糊口をしのぐ物書きの一群が、いわゆるグラブ・ストリートで細々と暮らしていた。詩や小冊子をわずかな小銭で売り、後ろ盾となる庇護者はいない。ホガースが描くのはその一人だ。しっくいがひび割れ、窓の割れたみすぼらしい屋根裏で、詩人は原稿を前に頭をかき、妻はかたわらで衣類を繕い、戸口では牛乳売りの女が代金の支払いをせがむ。壁には「ペルーの金鉱図」が留められている。牛乳代さえ払えない男の頭上にである。そのあいだに一匹の犬が、一家の最後のひと切れをくわえて行こうとしている。のちにホガースはこの場面を版画に起こし、町じゅうで売り歩いた。

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