皇帝ドミティアヌス

皇帝ドミティアヌス


作品情報

アーティスト
ドメニコ・フェティ
制作年
1616
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
151 × 112 cm

ストーリー

1536年から1540年にかけて、ティツィアーノはマントヴァ公フェデリコ・ゴンザーガのために、公爵宮殿の一室を飾る11人のローマ皇帝の半身像を描いた。古代の伝記作家スエトニウスが書いたのは12人の皇帝の伝記だったから、一人足りない。1562年、クレモナの画家ベルナルディーノ・カンピが最後の一人、ドミティアヌスを描き加えた。半世紀後にドメニコ・フェッティがマントヴァの宮廷画家となったとき、この連作はそろってまだ宮殿にあった。

ルーヴル美術館は、この絵も対になる『皇帝ティトゥス』も、その連作の模写である可能性が高いと見ている。『ティトゥス』は現在ドイツのポンマースフェルデンにあるシェーンボルン家のコレクションに属する。そうだとすれば、この皇帝の手本になったのはティツィアーノではなくカンピの作品だったことになる。原作はもう存在しない。ゴンザーガ家が絵画を売却した際にマントヴァを離れ、やがてマドリードの王宮に収まり、1734年にそこで焼失した。今日この連作が知られているのは、こうした模写によるところもある。画布はいつしか四辺とも数センチずつ継ぎ足された。1777年、パリで行われたコンティ公のコレクションの売り立てで、ルイ16世がこれを購入した。

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