聖ペテロと聖パウロの別れ

聖ペテロと聖パウロの別れ


作品情報

制作年
1647
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
102 × 127.5 cm

ストーリー

ローマには古い言い伝えがある。ペテロとパウロは共に処刑の場へ引かれていき、オスティアへ向かう街道でそれぞれの殉教の地へと道を分かったというのだ。その場所には、おそらく中世にはすでに礼拝堂が建てられ、「別離の礼拝堂」と呼ばれた。ベルナルド・カヴァッリーノがその分かれ道を描いたのは、1640年代後半のナポリでのことである。行列が一瞬止まる。手首を縛られたペテロが仲間を祝福し、パウロは両手を合わせて深く身をかがめる。その背後には、すでに刑吏の剣が迫っている。パウロはペテロを「諸教会の礎」と呼んで別れを告げたと伝えられ、美術館はこの言葉を、画面右の円柱を支える石に結びつける。ペテロという名は「岩」を意味するからだ。イタリア国家がこの絵を購入したのは1909年だが、1924年に美術史家フェデリコ・ヘルマニンがまとめたギャラリーの目録は、まだ別の場面として読んでいた。使徒言行録で、ペテロの足もとにひれ伏すローマの士官、百人隊長コルネリウスとペテロの場面である。

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