金持ちの饗宴

金持ちの饗宴


作品情報

制作年
1657
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
148 × 200 cm

ストーリー

美術館は、この食卓にヴェネツィアの面影を見ている。前の世紀、パオロ・ヴェロネーゼは絹と銀器にあふれた巨大な饗宴図で名を上げ、1573年には「最後の晩餐」に道化や小人を描き込んだとして異端審問所の取り調べを受けた。1655年から1660年ごろナポリで仕事をしていたマッティア・プレーティは、そうした宴の場面を、ルカによる福音書の「金持ちとラザロ」のたとえ話に置き換えた。ぼろをまとった物乞いは、左手、食卓のいちばん端にいる。右手の金持ちは満腹して、その哀願に耳を貸さず、給仕たちはふざけ合い、互いの身ぶりをまねている。たとえ話はまだ始まったばかりで、この金持ちはやがて地獄の苦しみに落ちる。食卓の人々のなかで、彼だけが画面の外のこちらへ目を向けている。まるで、その結末をすでに予感しているかのように。

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