
魚市場
作品情報
ストーリー
1801年8月、パリの画商パイエとアムステルダムの画商コクレルスが、オランダから運んできた絵をパリで競売にかけました。そこで目利きのジャン=バティスト・ピエール・ルブランが、当時ミュゼウムと呼ばれていたルーヴルのために買ったのがこの絵です。それ以前にはアムステルダムのいくつかのコレクションを渡り歩き、最後は前年に売り立てられたヤン・ヒルデメースターの所蔵でした。柔らかな帽子の魚屋が売り台に身をかがめ、青白い魚を両手に持って、買い手のほうを見上げています。そばには包丁が置かれ、板の上には平たい魚が並びます。背後では柱に支えられた木の屋根の下、黒っぽい上着と背の高い帽子の人々で市場がにぎわっています。アドリアーン・ファン・オスターデは画面下の中ほどに署名と年記を入れましたが、年の最後の数字が読みにくいため、ルーヴルは1659年ごろとしています。




