
Gustave Courbet · PD
幸せな恋人たち
作品情報
ストーリー
クールベは25歳前後で、まだほとんど無名だった1844年ごろにこの絵を描いた。柔らかな襟の上に黒い巻き毛をのぞかせた横顔の男は、まず本人とみて間違いない。寄り添う女性は、パリ時代の伴侶で息子の母でもあったヴィルジニー・ビネだと考えられている。気分はあけすけなほど優しい。のちの1855年、彼はこの絵を「ワルツ」と題して出品した。そのぬくもりは、やがて彼の名を醜聞に変える等身大の無骨な写実よりも、当時流行の浪漫主義絵画にずっと近い。画布は現在、リヨン美術館にある。




