
John Constable · PD
干し草の車
作品情報
ストーリー
コンスタブルが描いたのは、彼が育ったイングランド東部サフォークの、ストゥア川のほとりの何気ない一角だ。1821年のこの絵で、荷馬車が浅瀬を渡って川を横切り、左には水車小屋番ウィリー・ロットの家が建つ。産業革命が都市を煙で満たしていた時代に、彼はあえてこの静かな田園を選んだ。空の雲や水面のきらめきを、屋外での写生をもとに丹念に写している。1824年にパリで展示されると、その生き生きとした自然描写が若いドラクロワたちを驚かせ、のちのフランス風景画に影響を残した。画面の緑には、絵具を白く点じて光をちらつかせる手法が使われている。




