フランシスコ・デ・パウラ王子

Francisco Goya · PD

フランシスコ・デ・パウラ王子


作品情報

アーティスト
フランシスコ・ゴヤ
制作年
1800
技法
油彩
種類
絵画
寸法
74 × 60 cm

ストーリー

これは、ゴヤが1800年にカルロス4世の家族を描いた大きな集団肖像のために制作した習作である。子どもは国王の末子フランシスコ・デ・パウラで、ここでは六歳ほど。この小さな頭部を、ゴヤはほかのどの人物より念入りに仕上げ、平坦な灰色の地を背に、はにかんだ、好奇心のある顔をとらえている。八年後、この同じ子どもが、そのつもりもなく一つの蜂起の火種となった。1808年の春、ナポレオンの軍がマドリードを占領するなか、フランス側は王家に残った子どもたちをフランスへ連れ去ろうとした。宮殿の前に群衆が集まり、窓辺におびえた王子の姿を見て、その連れ去りを拒んだ。その日、5月2日に始まった市街戦こそ、ゴヤがまもなくフランス軍の銃殺隊とともに描くことになる、あの蜂起だった。

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