蔦

蔦


作品情報

制作年
1878
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
133 × 99.5 cm

ストーリー

クレモナは1878年の春にこの絵に取り組み、描き上げたばかりのその年の6月にミラノで世を去った。注文主は友人の作曲家ベネデット・ユンクで、作品は二人がともに出入りしていたスカピリアトゥーラ、つまりミラノの作家や音楽家、画家たちのボヘミアン的な仲間のなかから生まれた。モデルを務めたのもその仲間たちである。男性は、のちにオペラ《ラ・ワリー》を書く若き作曲家アルフレード・カタラーニ、女性は画家の義理の姉妹にあたるリゼッタ・カニョーリ。美術館の解説は、クレモナがおなじみの靄のような筆致で、描き直しの跡もなく仕上げたと記している。当時の批評家のなかには、こうした絵画は目の前の現実から逃れる手段ではないのかと問う者もいた。

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