
John William Waterhouse · PD
シャロットの女
作品情報
ストーリー
1888年のロンドンは、鉄道と煙突に覆われた産業の都だった。その年にウォーターハウスが筆をとったのは、はるか昔の中世アーサー王伝説である。詩人テニスンがうたったシャロットの女は、塔の中で鏡ごしにしか世界を見ることを許されない。しかし騎士ランスロットの姿に心を奪われて禁忌を破った瞬間、鏡は割れ、呪いが動きだす。描かれているのはその直後だ。彼女は小舟に自分の名を記し、鎖を解き、川を下りながら最後の歌をうたう。舟べりの三本のろうそくのうち、二本はすでに吹き消されている。ウォーターハウスはこの主題に生涯こだわり、1888年、1894年、1915年と、三度描き直した。




