英国最後の眺め

Ford Madox Brown · PD

英国最後の眺め


作品情報

制作年
1853
技法
板に油彩
種類
絵画
寸法
825 × 750 cm

ストーリー

1850年代のイギリスでは、新天地を求めて国を離れる人が相次いだ。ラファエル前派に近い彫刻家トマス・ウルナーが金鉱に沸くオーストラリアへ渡った1852年、その出発に触発されてブラウンはこの絵を描き始めた。楕円形の画面のなかで、若い夫婦が甲板から遠ざかる祖国を硬い表情で見つめている。背後にはドーヴァーの白い断崖がのぞく。妻は外套の下でそっと赤ん坊の手を握っており、その小さな指先だけが縁からのぞいている。モデルはブラウン自身と妻のエマで、当時の彼は貧しく、みずからインドへの移住を考えたこともあった。

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