
Amedeo Modigliani · PD
小さな農夫
作品情報
ストーリー
1918年になるころ、戦争はモディリアーニをパリから南へ追いやり、光の澄んだ南仏ニースへと向かわせた。そこでは病んだ肺も少しは楽になった。残された命はあと二年、貧しく結核を患いながら、彼はこの時期、身のまわりの素朴な人々を描いた。その一人が、画布のちょうど中央に据えられたこの若い農夫である。この姿勢は、彼が深く敬愛したセザンヌへの意識的な目配せであり、セザンヌが描いたカード遊びの男たちや、厚手の青い仕事着をまとった田舎の人々への挨拶でもある。今も、彼がまず人物の輪郭を引いた細い鉛筆の線が見え、その上に平らな色面が置かれている。




