
黄金の門でのヨアキムとアンナの出会い
作品情報
ストーリー
1483年、教皇シクストゥス4世は、フランシスコ会とドミニコ会に対し、互いを異端と呼ぶことを禁じた。聖母マリアが原罪を免れて宿ったかどうかをめぐり、両者の論争がそれほど激しくなっていたからだ。黄金門でのヨアキムとアンナの出会いは、古くからそのマリアの懐胎を表す場面とされてきた。このパネルは1490年から1495年ごろ、シュタイアーマルクで描かれた。2世紀に書き留められた伝説によると、子のない夫婦だったためにヨアキムの捧げ物は神殿で拒まれ、彼は羊の群れのもとへ去った。奥では、つばの広い帽子のヨアキムが羊たちの間に座り、家へ帰れと告げた天使を見上げている。手前ではすでにエルサレムの門でアンナと再会し、二人は互いの腕を取り合う。門の塔の壁には小さな金色のエバが立ち、蛇の巻きついた木へ手を伸ばしている。
