
Francisco Goya · PD
ボルドーの牛乳売り娘
作品情報
ストーリー
ゴヤは晩年、スペインを離れてフランスのボルドーで暮らした。耳はとうに聞こえず、80歳を越えていた。この若い乳搾りの娘の絵は、その最晩年、亡くなる前年ごろに描かれたと考えられている。輪郭はほどけ、青みを帯びた光のなかに娘が浮かぶ筆づかいは、半世紀のちの印象派を先取りしたとも言われる。あまりに新しいその描き方から、実際に筆をとったのは、ゴヤと暮らした女性の連れ子だったのではないか、と疑う声もある。うつむいた娘の頬に、明るい光が一筋あたっている。




