
Berthe Morisot · PD
画家の母と姉
作品情報
ストーリー
1869年の冬、モリゾは母と姉エドマを描いた。エドマは最初の子を待って実家に滞在しており、ふくらんだお腹はゆったりした白い部屋着の下に隠されている。サロンへの出品を前に不安になったモリゾは、友人であり師でもあったエドゥアール・マネに、締め切り当日、絵を見てほしいと頼んだ。ところがマネは助言する代わりに筆を取り、母親の姿を描き直し始める。いったん手をつけると止まらず、スカートから胴着へ、さらには顔へと及んだ。モリゾはこのことを、なかば絶望してエドマに書き送っている。画面にはいまも二人の手が見てとれる。座った母には、マネの素早く確信に満ちた黒。姉には、モリゾのより繊細で探るような筆づかいである。この絵は現在ワシントンにある。




