
Didier Descouens · PD
聖カタリナの神秘の結婚
作品情報
ストーリー
1575年、ヴェネツィアはヨーロッパでも指折りの富める都市で、その教会は競うように豪華な祭壇画を掲げていた。ヴェロネーゼが円熟の頂点にあったこの時期、彼はこの大画面をサンタ・カテリーナ聖堂の主祭壇のために描いた。主題はアレクサンドリアの聖カタリナの神秘の結婚である。幼子キリストが彼女の指に指輪をはめ、上方では天使たちが冠を掲げ、下方では別の天使たちが楽を奏でる。ヴェロネーゼは広い階段と円柱の建築を背景に据え、絹や金や大理石をヴェネツィアらしい色彩の輝きで満たした。その聖堂はもう残っていない。祭壇画は今、アカデミア美術館に掛かっている。




