
Mariano Fortuny Marsal · PD
オダリスク
作品情報
ストーリー
1860年、バルセロナ県会は、レウス出身の若い画家マリア・フォルトゥニを従軍画家としてモロッコへ送り、スペインの北アフリカ遠征を記録させた。彼はその地の光と持ち帰った品々にすっかり魅せられて帰ってくる。翌年、ローマ留学の奨学金を得て描いたのがこの「オダリスク」だ。裸の女がもたれかかり、その前に弦楽器を手にした男が座る、想像上のハレムの室内である。主題はアングルが広めた東方趣味の流行に連なるが、布地や絨毯の細密な描写はすでにフォルトゥニ自身のものだ。板紙に描かれた油彩で、幅はわずか80センチほど、まだ25歳にもならない画家の手になる。


