
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
画家アドルフ・デブロシェ、少年時代、オレンジを手にして
作品情報
ストーリー
題名がすでに、この男の子の行く末を語っている。1841年生まれのアドルフ・デブロシェで、長じて自らも画家となり、1902年に亡くなった。1845年にコローが描いたとき、彼は四歳ほどだった。背にろくろ細工の飾りがついた木の椅子に座り、幅の広い白い襟のついた暗い色の上着を着て、大きな黒い帽子をかぶっている。頬は赤く、片手にはオレンジ。カンヴァスは高さわずか24センチの小品だ。美術館に入るまでには回り道があった。マティルド・ゴーティエが1919年に遺贈したが、使用の権利は夫に残し、夫は1922年にその権利を放棄した。2010年には、演出家で映画監督のパトリス・シェローが、ルーヴルの館内で自ら企画した顔と身体をめぐる展覧会にこの絵を選んでいる。




