
ピラミッド広場
作品情報
ストーリー
1871年5月、パリ・コミューン最後の日々に、火災がチュイルリー宮殿を焼き尽くし、リヴォリ通りに面した翼棟マルサン館も焼け落ちた。四年後、デ・ニッティスはピラミッド広場に立ち、再建中のマルサン館を描いた。建物は木組みの足場の高い檻にすっぽりと包まれている。その足もとには、ポスターがびっしり貼られた板囲いが続く。乗合馬車が人混みをかき分け、明るい色のコートの少女が濡れた石畳を急ぎ、小さな茶色の犬が一匹、ひらけた場所を歩いていく。広場には、1874年に据えられたエマニュエル・フレミエ作のジャンヌ・ダルク騎馬像が立つ。画家はこの絵を1876年のサロンに出品した。のちに彼は画商アドルフ・グーピルから絵を買い戻し、フランス国家に寄贈している。
