
Camille Pissarro · PD
パリのル・アーヴル広場
作品情報
ストーリー
画面の左端で切れている建物は、パリのサン=ラザール駅である。この駅から出る列車は港町ル・アーヴルへ向かっていたので、隣のアーヴル通りと同じく、駅前のこの広場もその名で呼ばれた。1893年のはじめ、カミーユ・ピサロは駅の近くのオテル・ガルニエに数週間部屋を取り、窓から見下ろした広場を描いた。1890年代には、かつての印象派の仲間たちは近代都市という主題からほとんど離れていたが、ピサロはそこへ戻り、広場を辻馬車や馬車、行き交う人々で埋めつくした。
絵が画家の手もとにあった期間は短い。1893年3月17日、画商ポール・デュラン=リュエルに売られた。ちょうどその画廊ではピサロの近作展が開かれていて、この絵も出品されていた。1894年6月、デュラン=リュエルはこれをシカゴの実業家ポッター・パーマーに売り、1922年にパーマーの遺族がシカゴ美術館に寄贈した。




